今回もとても有名な株式投資の専門家「山根亜希子先生」の動画をご紹介しようと思います。トリプルエーでも株を分析している先生で、凄くわかり易く投資についてのお話しをしてくれる方です。
動画の内容としては、「戦後の日経平均株価」についてです。こういう時代の流れと株の反応について教えてくれています。
とても勉強になる動画なので、詳しくご紹介させて頂きます。
戦後の株価の推移を見て「投資知識」を身に付けよう!
あまり見た事ある方は少ないかもしれませんが、これは実は戦後の日経平均株価です。
ダイワ投資信託のサイトから取って来たものなんですが、1950年位から日本も大分落ち着きを取り戻してきました。
そして株式マーケットも再開されて、日経平均1949年あたりから取引されています。
ところがこの1950年から1960年位の所をみると、日経平均の値段がめちゃくちゃ安いんです。スタート当時は200円しない所位から日経平均はスタートしています。
その200円位だった日経平均株価はどうなったか?
これはもうご存知の方も多いとは思いますが、1989年ですね。この年の暮れです。
株価が四万円近くまで上がり、正月明けに暴落しているという動きになっていますね。
これを見ると「まさに」1960~1990年にかけて凄い動きをしています。特に1980年から90年の上がり方は凄いですね。
こんな風に株ってめちゃくちゃ上がっているって感じはしないかもしれませんが、実はとてもダイナミックに動いています。
そして、なにもしていなかった人と、株を買った人では資産形成においてかなり差が出てしまったと思います。
けれども気を付けないといけないのは、その後暴落してしまっていますので、売り抜く利益確定をしないとまたこれが大変な事になってしまいます。
時代の流れを見て売り買いをしないと、大損をしてしまう
なのでやはり株が上がっている急騰している時期、ピーク、暴落のおおざっぱな流れを掴んでおかなくてはいけません。
変な所で買って、売るタイミングを逃してしまうとダメージを受けてしまうのが、株式マーケットなんですね。
これを見ると実は自然に上がって行った様に見えますがそうでは有りません。
重要なのは何かと言うと、もちろん経済が上向いているのは重要なんですが「政治的な要因」も大きく関係してきます。
例えば1960年位のは「所得倍増計画」、「東京オリンピック」。そして1970年位の所を見ると「大阪万博」となにやら色々な物が関わっているのがわかると思います。
若い人はちょっと前の中国を思い出して下さい。「北京オリンピック」「上海万博」と言った形で盛り上がっていました。正に同じような感じで経済成長して行っています。
ですが、ちょっと行き過ぎた「バブル状態」になってしまった為に、バブルが弾けてしまい1990年以降は株価が低迷する様な結果になってしまっています。
不動産や株は「物」の値段よりも反応しやすい
なので60年から80年の高度経済成長期は物がドンドン売れて、お給料が上がっていく感じです。そして不動産や株とかだけではなくて、実際に服とかの値段も上がっています。
ただ、例えば卵の値段が殆ど変って無いと言われる様に、昔は卵とかバナナとかはおじいちゃんおばあちゃんの世代はものすごい高級品です。
帝国ホテルに言って、バナナを食べたりしたら今の値段の100倍位お金がかかる位の物でした。
こういった様に、生活必需品や食品も上がっては行ったんですが、上がり方は物によって違います。
これらはじわじわ上がって行ったイメージですが、株や不動産は爆発的に上がっています。
つまり、こういう金融商品を持っていた方達は爆発的に資産を増やす事が出来たという事です。
これがインフレ時代になって来ています。
ここ20年位はデフレ時代と言われる色々な物価が下がる時代になって来ています。そういう事しか経験していない世代からするとこういう事はイメージし辛いかも知れないんですが、全く逆だという事は分かると思います。
なので、考え方を180度変えて「どうやったらお金持ちになれるのか」と言う風に考えて見ては如何でしょう。
インフレ時代が来るとすれば、この1960年から80年位に何が起こったか?
これはご自身で調べてみるととても面白いですよ。