ROE(株主資本利益率)とは?計算式と意味を詳しく解説!
~目次~
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良く投資を行っている人達の間で時折聞く事場として、「ROE]と言う物が有ります。これって何?と思う方も沢山いらっしゃると思います。
ROE(株主資本利益率)は資本の利益率を確認する指標
これは別名株主資本利益率(Return On Equity)とも呼ばれ、株主の持ち分とも言うべき株主資本に対して何%の利益が上がっているのかを確認する為の指標です。
いわゆる機関投資家など沢山の株を持っている人達は、このROE(株主資本利益率)をとても重要視します。
ROEの計算式の求め方と投資を行う時に参考にするポイント
このROEの算出方法としては、当期純利益÷株主資本を行って算出していきます。
基本的に株主資本は総資産から借入金などの負債(他人資本)を引いた、純粋な会社の資産になります。
ROEの活用法としては、この株主資本に対する税引き利益の割合が高い時には評価して、低い時には資本自体が有効に使われていないと判断する事が出来るのです。
これは同業他社はもちろんの事、業種での平均値から比べてみて下さい。基本的に、日本企業のROEは大体10%前後が平均値と考えるのが良いでしょう。不景気の時には5%前後を試算して下さい。
ただ、注意すべきなのはROEが高いと良い銘柄、悪いと売るべき銘柄と言う訳ではありません。と言うのも、今はROE(株主資本利益率)が低くても、将来的に利益成長を見込む事が出来れば「買い」の場合もあるのです。
また、赤字決算等が続いたり自己資本が現象した場合にもROEは低くなり、借金が増えたとしても結果は同じなのです。
ROEが投資を行う際に重要視される様になった背景
一般的にROEが株式市場で子の指標が注目されるようになって来たのは、1990年代以降の株価暴落や日本経済の構造変化との関係が有ると見られています。
と言うのも、80年代まではROEが低下したとしても株価が上昇する事で含み益が増えて来たりしていました。
しかし、その後の株価暴落などで含みが急減してしまい、投資家達は投資先の見直しの為にこの指標を参考にする様になったのです。
投資家の中でも力のある機関投資家などは、このROEを武器にして企業に対して株主還元を迫ったりしています。